【中級】停電時もいつものお風呂に入れる!自宅のガス給湯器を小型ポタ電で動かす裏ワザ

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災害で停電になったとき、スマホの充電や明かりの確保と同じくらい頭を悩ませるのが「お風呂(入浴)問題」

お風呂場は無事だし水道もガスも出るけど、停電のせいで給湯器が動かない・・・・

そんな避難生活が長引くほど、温かいお風呂に入れないストレスは心と体の元気をジワジワと奪っていきます。

しかし、諦める必要はありません。

実はポータブル電源が1台あれば、停電時でもガス給湯器を動かして、湯船に浸かったりシャワーを浴びたりできるんです!

でもそれって、もの凄く高価で大きなポタ電が必要じゃないの?

そう思うかもしれません。ですが、仕組みさえ知ってしまえば、300Whクラスの小型ポタ電(※)で十分に動かすことができます。

※300Whの小型ポタ電

価格は2万〜3万円台、重さは片手で持てる2〜3kg程度。スマホ用モバイルバッテリーの8~10倍の容量があるバッテリー

この記事はポタ電攻略ロードマップのSTEP①「導入前のお悩み」編。

停電時でもいつも通りお風呂をお風呂を諦めないサバイバルマニュアルです。

ポタ電攻略ロードマップSTEP1

※タップで拡大

ガス給湯器自体を動かすのは比較的簡単ですが、

ポタ電で動かすとなると「アース(接地)エラー」「冬場の凍結ヒーター対策」など、事前に知っておかないと1歩も前に進めない落とし穴がいくつか存在します。

この記事では、防災のプロも実践する「ポタ電でガス給湯器を動かす全手順」を徹底解説。

📢 本記事の内容

  • なぜ小型ポタ電でガス給湯器を動かせるのか?(消費電力のシミュレーション)
  • ぶっつけ本番は危険!事前にチェックすべき自宅の設置環境
  • 「エラーで火がつかない!」を防ぐためのアース・トラブル対策
  • 屋外から安全に電気を引っ張るための必須の神グッズ

もしもの時、大切な家族の「衛生」と「心の安らぎ」を守るために、ぜひブックマークして、事前の動作テストにお役立てください!

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  1. 高価なポタ電は不要?ガス給湯器が「小型ポタ電」で動くカラクリ
  2. 【結論】300Wh程度の小型ポタ電があれば「浴槽にお湯をためる + 4人家族全員がシャワー」も余裕!
    1. ① ガス給湯器が動くときの電気の動き(タイムライン)
    2. ② 【シミュレーション】「浴槽にお湯をためる+シャワー4人分」のバッテリー消費量
  3. 【事前確認】うちの家でもできる?試す前にチェックすべき3つのポイント
    1. ① 給湯器の「コンセントプラグ」はどこにある?設置場所の確認
    2. ② ポタ電の波形は大丈夫?「純正弦波(じゅんせいげんは)」が絶対条件
    3. ③ 【エラー対策】アースが浮いていると火がつかない?「接地」の必要性
  4. 【注意点】いつも通りとはいかない!ガス給湯器の停電運用で「できること・できないこと」
    1. ① シャワー(給湯)はOK!水道圧を利用するため負荷は最小限
    2. ② 自動湯はり・追い焚き・浴室暖房はNG!循環ポンプとヒーターの罠
    3. ③ 自動運転(温度キープ機能)も要注意!
  5. 【コツ】ポタ電のバッテリーを無駄にしない運用の知恵とトラブル対策
    1. ① 冬場の罠:秒速でポタ電を空にする「凍結予防ヒーター」の回避策
    2. ② 【重要】凍結を防ぐ「正しい水抜き」の基本手順
    3.  万が一、給湯器が凍結してしまったときの対処法
    4. ③ 給湯器の「停電モード」と、無い場合のセルフ制御術
    5. ④ 【トラブル解決】エラーコードが出た時のリセット術
  6. 【実践手順】停電時に安全に給湯器とポタ電を繋ぐ3ステップ
  7. 停電時、ガス給湯器を動かす便利グッズ5選
    1. ① 【ポータブル電源】お風呂運用に最適!BLUETTI「AC60P」
    2. ② 【延長コード】屋外から安全に電気を引っ張る「防雨型延長コード」
    3. ③ 【隙間コード】窓を完全に閉めたまま給電できる「電源用フラットコード(30cm)」
    4. ④ 【保護カバー】屋外の連結部を雨から守る「コンセント保護ボックス」
    5. ⑤ 【防寒防水手袋】冬場の水抜き作業の命綱「ショーワグローブ 防寒テムレス」
  8. 【まとめ】災害時、ガスと水道が生きているなら「ポタ電×ガス給湯器」がベスト

高価なポタ電は不要?ガス給湯器が「小型ポタ電」で動くカラクリ

「給湯器を動かすなら、数十万円する巨大なポータブル電源が必要なのでは?」と思う方も多いですが、実はそんなことはありません。

一般的なガス給湯器であれば、片手で持てる2〜3万円の小型ポタ電で十分に動かせます。

なぜ小さなポタ電で大丈夫なのか、まずはその理由となる「3つのカラクリ」を簡単に解説します。

① お湯を温める熱源は「ガス」だから、電気はほとんど使わない!

「お湯を沸かす」と聞くと、電気ケトルのように大量の電気を消費するイメージがありますよね。しかし、ガス給湯器が水を沸かすエネルギー源は、電気ではなく「ガスの炎」です。

電気を使って熱を生み出すわけではないため、エアコンや電子レンジのような「大電力」は一切必要ないのです。

② ポタ電が消費するのは、制御基板・点火プラグ・ファンを回す数十W〜200W程度

では、給湯器は何のために電気を使っているのでしょうか?主な使い道は以下の3つだけです。

  • 液晶画面やお湯の温度をコントロールする「制御基板(脳みそ)」
  • ガスを点火させる「点火プラグ(ライター)」
  • 効率よくガスを燃やすために風を送る「燃焼ファン(うちわ)」

電気を消費するのはこれらの一時的な駆動だけなので、必要な電力は驚くほど低いです。

③ 1000W超の高級ポタ電でなくても、200W〜300Wクラスの小型モデルで十分動く

電子レンジやドライヤーを動かすには、出力が1000W〜1500W以上ある重くて高価なポタ電が必要です。

しかし、ガス給湯器を動かすために必要なパワーは、瞬間的なピーク時でも200W程度。

つまり、お財布にも優しいエントリークラスのポタ電(定格出力200W〜300W)があれば、給湯器のシステムは余裕で動くのです。

要するに、給湯器が水を沸かすエネルギー源は「ガス」。電気自体は給湯器システムを起動するための「スイッチ」みたいなものだね。


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【結論】300Wh程度の小型ポタ電があれば「浴槽にお湯をためる + 4人家族全員がシャワー」も余裕!

「停電時にお風呂に入るなんて、大容量の強力なポタ電がないと無理でしょ?」

そう思う方も多いですが、結論から言うと、

定格出力が200W〜300W以上あるエントリークラスの小型ポータブル電源が1台あれば、「浴槽にお湯をためて、さらに家族4人がシャワーを浴びる」大仕事を余裕でこなせます。

なぜそんな小さなポタ電で大丈夫なのか、給湯器のリアルな消費電力の正体と、時間ごとのバッテリー残量の移り変わりを分かりやすく解説します!

① ガス給湯器が動くときの電気の動き(タイムライン)

蛇口をひねってお湯が出るまでの間に、給湯器の電力は以下のように3つのステップで変動しています。

あらかじめこの動きを大まかに知っておくと、ポタ電を繋いだときも慌てずに済みますよ。

タイミング 給湯器の動き 消費電力の目安
① 待機時 蛇口を閉めている状態(リモコンON)
※スマホの待機画面レベルでほぼ消費しません。
約3W〜8W
② 着火時
(最初の約10秒)
蛇口をひねり、ガスに火をつける瞬間
※ファンが猛回転し、点火プラグがカチカチ動くため一時的に電力が上がります。
最大 約100W〜200W
③ 安定燃焼時
(連続運転)
お湯が出続けている間(シャワー中など)
※火がついた後も、排気ファンを回し続けるため一定の電力を消費します。
約40W〜125W
(冬場は平均120W前後)

表を見るとわかる通り、一番パワーが必要な「② 着火時」でも瞬間的に200W程度しか使いません。

つまり、定格出力が200W〜300Wある小型ポタ電でも、給湯器のシステムは余裕で安全に起動できるということです。

🤔 コラム:火が付いた後も100W前後キープするのはなぜ?

「ガスに火が付いた後なら、電気はもう使わないのでは?」と思うかもしれません。しかし、ここから電力を消費する主犯格は「燃焼ファン(排気モーター)」

給湯器の中では激しくガスが燃えているため、一酸化炭素中毒を防ぐために、外の強風を跳ね返すほどの超強力なパワーで強制的に排気をおこなっています。

さらに、お湯をドバドバ出すときはファンがフル回転し、ガスの量を調整する弁(電磁弁)なども一斉に働くため、お湯が出ている間はリビングの扇風機数台分に相当する電力を使い続けることになるのです。

② 【シミュレーション】「浴槽にお湯をためる+シャワー4人分」のバッテリー消費量

「給湯器を動かし続けると、具体的に何分でどれくらいバッテリーが減るの?」と気になる方のために、お湯を出しっぱなし(連続運転)にした場合のタイムラインを表にまとめました。

※給湯器の消費電力は夏場(水温が高いとき)なら40W前後で済むこともあります

ですが、今回は一番電力を消費する「冬場の災害時」を想定し安全マージンをとって【連続120W・ポタ電の放電ロス20%】という厳しめの条件でシミュレーションしています。

連続で使った時間 累計の消費電力
(放電ロス20%込)
300Whポタ電
(エントリークラス)
500Whポタ電
(ミドルクラス)
利用シーンの目安
30分 約72Wh 残量 約75% 残量 約85% 浴槽へのお湯はりが完了する頃(約15分)
1時間 約144Wh 残量 約50% 残量 約70% ✨お風呂1回分の目安
(湯はり15分+シャワー40分)
2時間 約288Wh 🪫 0%
(バッテリー切れ)
残量 約40% お風呂2回分(2日目)が終了
3時間 約432Wh 残量 約10% お風呂3回分(3日目)が終了
3時間20分 約480Wh 🪫 0%
(バッテリー切れ)
500Whクラスの限界到達!

表を見るとわかる通り、一番小さな300Whクラスのポタ電でも、お風呂1回分(約1時間)を使い切った時点でのバッテリー残量は「約50%」。つまりバッテリーは丸々半分も余る計算!

連続して流しっぱなしにできる限界こそ2時間ほどですが、被災時に無駄遣いをしなければ、2日連続で家族全員が温かいお風呂に入れるだけのスタミナが十分にあるのです。

1000Whの大容量ポタ電なら連続7時間。2000Wh超の超大容量ポタ電なら連続14時間はガス給湯器を動かし続けられるよ

ただし、注意点もあります。

⚠️ 【超重要】「自動湯はり」「追い焚き」は絶対にNG!

  • やってはいけないこと:「自動」や「追い焚き」ボタンを押す
  • その理由:お湯を循環させる強力なポンプが一斉に動き出すため、消費電力が跳ね上がって小型ポタ電だと強制シャットダウンする。
  • 正しい対策:必ず「蛇口から直接お湯を貯める」こと!

※詳しい理由と対策は、このあとの「注意点」で詳しく解説しますね。


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【事前確認】うちの家でもできる?試す前にチェックすべき3つのポイント

ここまでの内容を読んで「よし、うちの小型ポタ電で試してみよう!」と思った方、ちょっと待ってください!

ガス給湯器をポータブル電源で動かすのはとても簡単ですが、一歩間違えると「プラグが挿せない」「エラーで動かない」といった落とし穴にはまってしまいます。

被災後、家の中が真っ暗な中、ぶっつけ本番でパニックにならないために、必ず3つの事前チェックしておきましょう。

① 給湯器の「コンセントプラグ」はどこにある?設置場所の確認

まずは、あなたの家の給湯器の電源プラグがどこにあり、自分で抜き差しできる状態かを確認しましょう。お住まいのタイプによって場所が異なります。

※イメージ画像。設置場所・機種によって変わります。

    • 🏡 戸建ての場合:屋外の本体周辺
      外壁に取り付けられている給湯器本体の真下やその周辺に、雨よけのプラスチック製防水カバーがついた「屋外コンセント」があります。そこに給湯器のプラグが挿さっているので、手で抜けるか確認してください。

    • 🏢 集合住宅(マンション・アパート)の場合:玄関横のPS内
      玄関のすぐ横にある、メーター類が入った鉄製の扉(パイプスペース)の中に給湯器が隠れています。扉を開けると中にコンセントがあります。

  • 📦 屋内設置(スリム型やベランダ設置など)の場合:室内の壁
    洗面所やキッチンの壁から直接プラグが挿さっているか、ベランダの壁に防水コンセントがあります。

🚨 【超重要】「直結タイプ」はポタ電が使えません!

  • 要注意な状態:壁の中から伸びる電線が、給湯器に直接繋がっている「直結(結線)工事」のケース。
  • 使えない理由:コンセントプラグがないため、素人が電線を引っこ抜いてポタ電に繋ぐことはできません(電気工事士の資格が必要です)。
  • チェック方法:事前に給湯器の周りを見て、「普通のコンセントプラグ」が存在するかを必ず目視で確認してください。

② ポタ電の波形は大丈夫?「純正弦波(じゅんせいげんは)」が絶対条件

給湯器と接続する場合、ポータブル電源なら何でもいいわけではありません。

電気の波の形(波形)が、家庭用のコンセントと全く同じきれいな波を描く「純正弦波(または正弦波)」と明記されたポタ電が絶対条件です。

現代の給湯器は、お湯の温度を1度単位でコントロールするための「超精密な電子基板」の塊。そのため、電気の質にものすごくデリケートです。

数千円で買えるような格安のポタ電や古いモデルに多い、

  • 矩形波(くけいは)
  • 修正正弦波(擬似正弦波)

といった質の悪い電気を流すと、給湯器の脳みそ(制御基板)にバグが発生してしまいます。

「エラーを吐いてフリーズする」だけならまだしも、最悪の場合は電子基板がショートして完全に故障する原因になるので、波形だけは絶対に妥協しないでください。

💡 主要メーカーの現行品ならほぼ100%クリア!
Anker、EcoFlow、Jackery、BLUETTIといった国内で知名度の高い主要メーカーの現行モデルであれば、すべて「純正弦波」で作られているので安心です。ノンブランドの激安品だけは避けましょう。

③ 【エラー対策】アースが浮いていると火がつかない?「接地」の必要性

有名なメーカーの純正弦波ポタ電を繋いだのに、なぜか点火エラーが出てお湯が出ない……

事前テストで一番つまずきやすいのが、この「アース(接地)問題」です。

一部の海外製ポタ電や、安全センサーが極めて敏感な給湯器の組み合わせだと、給湯器側が「アースが正しく繋がっていないぞ!」と検知。

漏電を防ぐための安全装置が誤作動して点火を強制ストップしてしまう現象が起こります

これを「フローティングアース現象」と呼びます

ポタ電は地面から浮いた独立したバッテリーなので、構造上どうしてもこのエラーが起きることがあります。

「じゃあ、エラーが出たらどうすればいいの?」と思いますよね。もしもの時の対策は以下の3つです。

🛠️ 対策1:プラグを180度ひっくり返して挿し直す

ポタ電のACコンセントの挿し向き(上下・左右)を逆にして、あえて逆さまに挿し直してみます。

コンセントを流れる電気の極性が変わることで、不具合が解消され、これだけであっさりエラーが消えるケースが多々あります。道具もいらず一番手軽なので、まずはここから試してみましょう!

🔌 対策2:家のコンセントのアース口と繋ぐ

ポタ電本体にあるアース端子(ネジ状のつまみなど)から、家の壁コンセントにあるアース口(緑の線を挿す場所)へ、アース線を1本繋いで電気を逃がしてあげます。

ポタ電を擬似的にではなく「本物の地面」へ物理的に接地させるアプローチです。給湯器のデリケートな安全センサーが正しく地面への繋がりを検知できるようになるため、エラーを最も確実に回避できる対策になります。

🏠 対策3:給湯器の「緑のアース線」だけを、元のコンセント(壁)に残す

「うちの小型ポタ電には、アース線を繋ぐネジなんて付いていない!」という場合でも大丈夫です。

給湯器の電源コードをよく見ると、普通のプラグとは別に「緑色のアース線」が伸びて、元のコンセントのネジに固定されているはずです。

このとき、プラグ部分だけを抜いてポタ電に挿し、緑のアース線は元のコンセントにネジ留めしたまま(繋いだまま)にしてください。

災害で停電しているときでも、家のコンセントのアース(地面への通り道)は生きているため、給湯器側は「ちゃんと地面に繋がっている」と認識してくれます。

ポタ電側にアース端子がなくてもエラーを力技で回避できる、一番現実的で賢い裏ワザです。

アース端子が付いているポタ電っていうと1000Wh以上の大容量・超大容量ポタ電くらいだから、小型ポタ電を使うならエラーが出やすいんだ

このアースエラーが起きるかどうかは、「お使いの給湯器」と「ポタ電」の相性次第なので、実際に繋いでみないと分かりません。

だからこそ、何もない平時の天気が良い日に、一度コンセントをポタ電に挿して「本当にお湯が出るか」のテスト運用をしておくことが何より重要なのです。


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【注意点】いつも通りとはいかない!ガス給湯器の停電運用で「できること・できないこと」

ポータブル電源を接続してリモコンの画面がつくと、まるでお風呂が完全に復活したかのように錯覚してしまいますよ。

しかし、ここには非常に強力な制限があります。

給湯器のパーツが同時に動く「負荷の足し算」をしっかり理解しておかないと、いざお湯を出した瞬間にポタ電が落ちて悲しい思いをすることになります。

停電時に「できること」と「絶対にやってはいけないこと」を整理しておきましょう。

ちなみに、水道とガスが出るとしても配管チェックを怠ったらダメだよ。地震が起きたとき、床や壁、地面下の配管がずれてしまうことがあるからね。

災害直後、お風呂を沸かす前の「配管確認方法」はこちらの記事で解説してます。合わせてチェックしてください

① シャワー(給湯)はOK!水道圧を利用するため負荷は最小限

蛇口やシャワーから温かいお湯を出すだけの「給湯機能」なら小型ポタ電でも全く問題ありません。

必要な電力は、第2章で解説した「排気ファン」+「点火プラグ」の分だけ。(瞬間200W程度、安定時40W〜125W)

「お湯を押し出すためのパワー」は、ポタ電ではなく水道管の勢い(水圧)をそのまま利用しているため、給湯器側のモーター負荷は最小限で済みます。

だからこそ、片手で持てる小型ポタ電でも十分にシャワーが浴びられるのです。

② 自動湯はり・追い焚き・浴室暖房はNG!循環ポンプとヒーターの罠

逆に、ポタ電で給湯器を動かす際、絶対にやってはいけないのが「自動湯はり」や「追い焚き」です。

これらのボタンを押してしまうと、浴槽内の水を吸い上げて給湯器との間を行き来させるために、内部の強力な「循環ポンプ(大型モーター)」が一斉に動き出します。

どれくらい電気の消費量が変わるのか、比べてみましょう。

🚿 シャワー時(給湯のみ)

「ファン + 点火」 = 約120W (安定して動く・小型ポタ電で余裕!)

🚨 自動・追い焚き時

「ファン + 点火 + 循環ポンプ」 = 安定時は約150W
⚠️ ただし、動き出す一瞬だけ【瞬間サージ電力:約500W〜800W以上】が発生!

ファンや循環ポンプ、一つ一つの消費電力は少ないですが、動き出す最初の数秒間には「突入電流(瞬間的に通常の数倍の電流が流れる現象)」が発生。

この突入電力が複数積み重なり、小型ポタ電の限界出力を一瞬でも超えてしまうと、安全装置が働いて強制シャットダウンします。

また「浴室暖房乾燥機」や「ミストサウナ」といった機能は論外

これらは内部の電気ヒーターで空気をガンガン温めるため、それ単体で1250W〜1500Wもの大電力を消費。ドライヤーと電子レンジを同時に動かすようなものなので、小型ポタ電では1秒も耐えられません。

💡 もし「いつも通りフル機能」を使いたいなら?

自動湯はりも、追い焚きも、浴室暖房も、何一つ我慢せずにいつも通りお風呂に入りたい場合は、「定格出力2000W以上 / バッテリー容量2000Wh超」の超大型ポタ電(重さ20kg以上、価格20万円〜30万円超)が必須になります。

防災のためとはいえ、そこまで予算を出せる人は多くないでしょう。

だからこそ、この記事で紹介している「スイッチ操作を制限して、蛇口から直接お湯を出すだけ」という割り切り運用が最強のコスパ解決策になります。

③ 自動運転(温度キープ機能)も要注意!

「自動」や「温度一定」といった便利なボタンは、停電時はすべて「オフ」にして運用してください。

これらも裏で「浴槽の温度をセンサーで測り、ぬるくなったら自動で循環ポンプを回して温め直す」という機能が働いているため、ポタ電の給電を不安定にさせる原因になります。

停電時は「設定した温度のお湯を蛇口(シャワー)から出すだけ」というシンプルな機能だけに絞るのが鉄則です。

温度調整が必要な場合は、給湯器の自動機能に任せるのではなく、自分で蛇口の混合栓をひねって水を混ぜるなど、「マニュアル運用」に徹しましょう。


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【コツ】ポタ電のバッテリーを無駄にしない運用の知恵とトラブル対策

ここまで読んだあなたは、もう小型ポタ電でお風呂を動かす方法をマスターするまで一歩手前。

実際の災害が起こった起こった場合に備えて、

  • 被災生活で「電力を1ミリも無駄にしないための知恵」
  • いざという時に絶対に役立つ「トラブル脱出術」

を伝授します。ここを知っているかどうかで、避難生活の快適さが天と地ほど変わりますよ。

① 冬場の罠:秒速でポタ電を空にする「凍結予防ヒーター」の回避策

冬場の停電時、もっとも警戒すべきなのがお湯を出していない時に裏でコッソリ作動する「凍結予防ヒーター」です。

実はこれが、小型ポタ電のバッテリーを文字通り“秒速”で食い荒らす天敵になります。

給湯器の地域仕様 ヒーター作動時の消費電力(目安)
一般地モデル
(東京・大阪・名古屋など)
約80W 〜 130W
寒冷地モデル
(北海道・東北・北陸など)
約150W 〜 300W

外気温が約0℃〜3℃未満になると、給湯器は中の水が凍って膨張し配管が破裂するのを防ぐため、お湯を使っていない時でもこのヒーターを「ずーーーっと」自動で付けっぱなしにします。

気づかないうちにリビングの液晶テレビをつけたまま放置しているような状態になるため、300Whクラスのポタ電なら2〜3時間でカラッポになってしまいます。

そのため、冬場は入浴後「必ず給湯器のプラグをポタ電から抜く」のが鉄則です。

② 【重要】凍結を防ぐ「正しい水抜き」の基本手順

「プラグを抜いたら、冬場は本当に給湯器が凍って壊れちゃうんじゃ……?」と心配になりますよね。

それはその通り、放置すると内部の配管がバキバキに凍結し、数万円の修理費がかかる恐れがあります。

だからこそ、冬場はポタ電からプラグを抜く前に、本体から水を抜く「水抜き作業」をセットで行いましょう。

大手ガス会社も推奨する、絶対に失敗しない正しい5ステップは以下の通りです。

STEP 1
リモコンの電源をOFFにする

給湯器のリモコンスイッチをOFFにします。※この時点では、まだポタ電(コンセント)から電源プラグは抜かないでください。

STEP 2
給水元栓とガス栓を閉める

給湯器の下にある「給水元栓(水の入り口)」と「ガス栓」をしっかりと閉めます。

STEP 3
家の中の蛇口をすべて全開にする

洗面所、キッチン、浴室など、家中のすべての蛇口の「お湯側」を全開にします(空気を入れて中の水を落としやすくするため)。

STEP 4
すべての「水抜き栓」を緩める

給湯器の下部にあるプラスチック製の「水抜き栓(つまみ)」を回して緩め、内部の水を完全に外へ出し切ります(複数ある場合はすべて緩めます)。

STEP 5
最後に電源プラグを抜く

水が抜け切ったのを確認したら、ここでようやくポタ電(コンセント)から電源プラグを抜きます。これで冬場の完全防備は完了です!

※給湯器のメーカーや型番によって水抜き栓の位置が少しずつ異なるため、何もない平時に「我が家の給湯器の説明書」をスマホで撮影するか、ブックマーク保存しておくのが大正解です。

【元通りに直す】水抜き後に給湯器を再開する手順

凍結の恐れがない状況(昼間に気温が上がったときなど)になり、再度お湯を使いたいときは、逆の手順で元に戻す必要があります。以下の順番で行ってください。

STEP 1
全ての蛇口と「水抜き栓」を閉める

家の中の全開にしていた蛇口をすべて閉め、給湯器の下部の「水抜き栓」もすべてしっかりと締め直します。
⚠️ ここで水抜き栓の閉め忘れがあると、このあと水を開けた瞬間に下から水がドバドバ噴き出すので要注意!

STEP 2
給水元栓を開けて「通水」を確認する

給湯器の給水元栓をゆっくり全開にします。その後、家の中のどこか1箇所の蛇口(お湯側)を開けて、水がしっかり出ることを確認したら一度閉めます。
※配管の中に溜まった「空気」を抜いて、水で満たすための大事な作業です。

STEP 3
電源プラグを挿し、ガス栓を開ける

配管に水が満ちたのを確認してから、給湯器の電源プラグをポタ電(または復旧したコンセント)に挿します。続けて、給湯器のガス栓をゆっくりと全開にしてください。

STEP 4
リモコンをONにしてお湯を出す

最後にリモコンの電源をONにします。蛇口をひねって、無事にあたたかいお湯が出ることを確認できれば完全復活です!お疲れ様でした!

このやり方を覚えておけば、寒波が来るときも安心!

 万が一、給湯器が凍結してしまったときの対処法

「対策が間に合わず、すでに配管が凍ってお湯が出なくなってしまった……」という場合も、焦らなくて大丈夫。

配管が破裂していなければ、次の方法で復活させることができます。

方法1:一番安全!「自然に解凍されるのを待つ」

時間がある場合は、太陽の熱で自然に溶けるのを待ちましょう。

時間がかかるのが欠点ですが、日中に外気温が上がるにつれて凍結が解消され、いつも通り使えるようになります。

⏱️ 自然解凍を待つ間の注意点

リモコンの電源は「OFF」にしておきます。

⚠️ 本体の電源プラグは絶対に抜かないでください!

(コンセントを抜いてしまうと、給湯器の別の場所にある凍結予防ヒーターまで同時に止まってしまい、被害が大きくなる原因になります)

完全に解凍されたあと、配管から水漏れが起こっていないのを確認できれば、そのままいつも通り使用してOKです。

ただ、このやり方だと凍結予防ヒーターの消費電力でポタ電が空になっちゃうから、次の方法で短時間に解凍した方がいいかも!

 

 

方法2:急ぐときは「ぬるま湯とタオル」を使って解凍

「どうしても今すぐお湯を使いたい!」という場合は、以下の手順で強制解凍が可能です。
※メーカーによっては非推奨の場合もあるため、最終的にはお持ちの取扱説明書をご確認ください。

  1. リモコンの電源を「OFF」にする
  2. 電源プラグは挿したまま、ガス栓だけを閉める
  3. お湯の蛇口を「ほんの少しだけ」開けておく(解凍後に水が抜ける通り道を作る)
  4. 給湯器の「給水バルブ(配管)」の周りにタオルを巻き、その上から【40℃以下のぬるま湯】をゆっくりかける
  5. 開けておいた蛇口から水が出たら解凍完了!ガス栓を開けていつも通り使う
  6. 【超重要】巻き付けたタオルを外し、周辺についた水分を乾いた布で完璧に拭き取る

🚨 ぬるま湯解凍での「絶対にやってはいけない」こと

① 熱湯は絶対NG!直接かけるのもNG!

早く溶かしたいからと「熱湯」をかけると、冷え切った配管が急激な温度変化に耐えられずバキッと割れて破損します。

また、タオルを挟まず直接お湯をかけると、電気系統に水が侵入して一発で基盤がショートし故障します。

② 水滴の拭き残しは「再凍結」の元!

解凍が終わったあと、配管のまわりについた濡れた水をそのまま放置してはいけません。

冬場の夜間は、その水滴が冷やされてさらに強力に凍りつき、さっきよりも重症な凍結を引き起こす原因になります。最後は必ず乾いた雑巾でピカピカに拭き取ってください。

ぬるま湯はポタ電で沸かすとバッテリーがすぐ空になっちゃうから、できるだけカセットコンロで沸かしてね

③ 給湯器の「停電モード」と、無い場合のセルフ制御術

最近のガス給湯器(リンナイやノーリツなど)には、停電モード(停電時利用モード)という隠し機能が搭載されている機種が数多くあります。

これは給湯器に

今は非常用電源で動いているから、多少の電気のブレは目をつぶって、エラーを起こさずシャワー機能(給湯)だけに集中しなさい!

と命令を出す、いわば緊急用の保護プログラムです。

もしお使い給湯器が古い機種で「そんなモードが無いよ!」という場合も問題ありません。

以下の「3つのセルフ制御」を徹底すれば、普通の給湯器でも問題なくポタ電で動かせます。

  • ✅ 信頼できる「純正弦波」のポタ電を使う
    (波形による基盤のバグや誤作動を防ぐため)
  • ✅ 「自動湯はり」「追い炊き」ボタンには絶対に触れない
    (内部モーターの同時起動による負荷の足し算を防ぐため)
  • ✅ 「電源ON ⇒ 温度設定 ⇒ シャワーを出す」だけにする
    (無駄な機能は一切裏で動かさない、超シンプルマニュアル運用を徹底)

停電モードがなくても、人間の手でコントロールしてあげれば大丈夫です!

ガス給湯器の「停電モード」のやり方は機種によって変わるから、取扱説明書をチェックしてね。

④ 【トラブル解決】エラーコードが出た時のリセット術

ポタ電につなげて蛇口をひねった瞬間、リモコンに「エラーコード(点火ミスの111など)」がチカチカと表示されてお湯が止まることがあります。

ですが、諦めるのはまだ早いです!

これは故障ではなく、給湯器が停電時の一瞬の電圧の変化を敏感に検知して、大事をとって「安全ロック」をかけているだけというケースがほとんど。

💡 焦らず試そう!「プラグ抜き差しリセット」

一度ポタ電から給湯器のプラグを抜き、30秒〜1分ほど待ってからもう一度挿し直して、給湯器を動かしてみてください。これだけで何事もなかったかのように正常に点火できる可能性があります。

もし1回でダメでも、2〜3回はプラグの抜き差しをやり直してみて下さい。

なぜなら、停電直後はガスの配管内に空気が混じり、たまたま点火のタイミングがズレてエラー(点火ミスの111など)が出ているケースがあるから。

何度か試してガスが安定すれば、あっさり給湯器のエラーが消えることも少なくありません。

※ただし、ボタンを押した瞬間にポタ電側の電源が「プツッ」と強制終了してしまう場合は、完全にポタ電の出力不足(サージ電力負け)なので、それ以上の無理な作動は控えましょう。


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【実践手順】停電時に安全に給湯器とポタ電を繋ぐ3ステップ

実際に大きな地震や台風で停電が起きた際、暗闇や不安の中でも迷わず安全にポタ電とお風呂を繋ぐための「正しい手順」です。

家電のプラグを挿すだけとはいえ、順番を間違えるとポタ電の安全装置が誤作動してエラーになったり、急な過電流で機器を痛めたりする原因になります。

この3ステップを頭に叩き込んでおく(この記事をブックマーク)ことで、有事の際も冷静に対処できますよ!

STEP 1
室内のリモコン電源を「切」にする

安全のため、作業を始める前に家の中の給湯器リモコン(お風呂場やキッチン)の電源ボタンを押して「オフ」にしておきます。

リモコンの画面が消えていることを確認したら、屋外(またはパイプスペース内)にある給湯器のコンセントプラグを抜きます。

※リモコンがオンのままプラグを抜き差しすると、微小な火花(スパーク)が飛んで給湯器の精密な基板に負荷がかかるのを防ぐための大切な手順です。

STEP 2
ポタ電にプラグを挿し、AC出力を「ON」にする

給湯器のプラグを、用意したポータブル電源のAC差込口にしっかりと奥まで接続します。

ポタ電を室内に置いたまま、窓の隙間などから「屋外用の防雨延長コード」を使って給湯器まで引っ張る場合は、コードがピンと張りすぎないよう余裕を持って接続してください。

プラグをしっかり挿し込んだら、ポタ電本体の「AC出力スイッチ」をONにします。

※リンナイやノーリツなどの「停電モード(停電時利用モード)」が搭載されている機種の場合、ここで特定ボタンの長押しなど、メーカー規定の起動操作を行います(リモコンに「停電」などの文字が出ればOKです)。

STEP 3
リモコンを「入」にし、シャワーからお湯を出す

ここでようやく、室内のリモコン電源を「入」にします。ピピッという音とともにリモコンの画面がつけば、ひとまず第一関門突破です!

設定温度を確認(40℃前後の適温がおすすめ)したら、お風呂場の蛇口をひねって少しずつお湯を出します。

最初は配管に残った冷たい水が出ますが、しばらくすると屋外から「カチカチカチ……ボッ」と給湯器が点火する音が聞こえ、温かいお湯が勢いよく出てきます。これで大成功です!

停電モードを使うような非常時は、お湯の設定温度は上げすぎないようにしてね。

💡設定温度を「熱くしすぎない」のが節電のコツ!

普段は42℃のような熱めのお風呂が好きな方も、停電時は「38-40℃」ぬるま湯に設定してください。

必要以上に熱いお湯を作るには、ガスを無駄遣いするだけでなく、内部の「排気ファン」がフル回転するため、ポタ電のバッテリー消費を早めてしまう原因になってしまいます。


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停電時、ガス給湯器を動かす便利グッズ5選

ガス給湯器を使った「お風呂サバイバル」を100%成功させるための便利グッズを厳選しました。

どれも「実際に使うシーン」を想定し尽くした、避難生活の質をガラリと変える必須アイテムばかりです!

① 【ポータブル電源】お風呂運用に最適!BLUETTI「AC60P」

今回ご紹介した給湯器の駆動にこれ以上ないほどマッチするのが、BLUETTI の防水小型ポタ電「AC60P」(容量504Wh/定格出力600W)です。

一般的なポタ電は防水性能は皆無ですが、このモデルは本体丸ごと「IP65」の強力な防塵・防水仕様。水しぶきが飛ぶお風呂場や、雨が吹き込むベランダ付近でも安心して使えます。

冬場の給湯器の電力(約120W)も余裕で駆動でき、お風呂1回分をこなしてもバッテリーが半分以上残る絶妙なスタミナを持っています。

💡 詳しいスペック比較や、お風呂用にガチで使える防水ポタ電の最新情報については、メインの「防水ポータブル電源カタログ」で解説しています!

② 【延長コード】屋外から安全に電気を引っ張る「防雨型延長コード」

給湯器をポタ電で動かす際、絶対にやってはいけないのが「ポタ電本体を屋外に放置すること」です。

ポタ電自体は暑さにも寒さにも弱く、屋外に放置しておいて夜露や突然の雨で水没したら一発で故障します。

そこで、ポタ電本体は安全な室内に置いたまま、屋外の給湯器まで電気を中継できる「防雨型(防水仕様)の延長コード」が必須になります。

日本の老舗工具メーカー「ハタヤ(HATAYA)」などの製品は、プラグの根本までしっかり防水できる防雨キャップ付き。

冬の寒さでも硬くならないソフトケーブル仕様なので非常時も取り回しやすくておすすめです。長さは給湯器から窓までの距離に合わせて5m〜10mのものを選びましょう。

③ 【隙間コード】窓を完全に閉めたまま給電できる「電源用フラットコード(30cm)」

屋外の給湯器から太い防雨コードを直接室内に引っ張ると、窓が数センチ開けっ放しになってしまいます。

これでは冬場の停電時に凍える冷気が入ってきて湯冷めしますし、雨や虫の侵入、防犯上のリスクも跳ね上がります。

そこで大活躍するのが、サッシの隙間にピタッと沿う、薄さわずか0.9mmの「AC100V電源用フラットコード(30cmタイプ)」です。

窓を完全に閉めて鍵(クレセント錠)をかけたまま、安全に室内のポタ電へ電気を引き込むことができます。

⚠️【注意点】「30cm」で足りるの?間違えると火災の危険!

ネットにある「隙間ケーブル」には、テレビのアンテナ用やLAN用が混ざっています。これらにコンセントの電気を流すと一発でショートして火を噴くため、必ず「AC100V電源用(延長コード)」と書かれた専用品を選んでください。

このコードは長さですが、「窓のサッシをすり抜けるためだけのブリッジ(架け橋)」として使うため、この30cm程度がベストです。外を這わせる「②防雨型延長コード」と数珠つなぎにして使用します。

✨【さらに安全性を高めるプロの裏ワザ】

窓に挟む際、サッシの金属部分とケーブルの間に100均などの「スポンジ製の隙間テープ(薄手)」をクッション代わりに貼っておくのがめちゃくちゃおすすめです!

サッシの鋭い角がケーブルに直接めり込むのを防いで断線リスクを減らせるだけでなく、わずかな隙間風も完全にシャットアウトできます。

④ 【保護カバー】屋外の連結部を雨から守る「コンセント保護ボックス」

停電時は壁の屋外コンセントは使えないため、「給湯器から出ているプラグ(オス)」に「延長コード」を接続し、室内まで伸ばす必要があります。

給湯器のプラグは、元々壁の防水コンセントに守られる前提で作られているため、普通の非防水プラグであるケースがほとんど。

延長コードとの「連結部分」が雨に濡れると漏電してしまい非常に危険です。

そこで「Flemoon」などが販売している、コードの連結部をパカッと挟み込んで密閉する「屋外防水コンセント保護ボックス」を間に挟みましょう。

これがあれば、台風や豪雨の中での避難生活になっても、コード同士の接続部への水の侵入を完全にガードして安全にお風呂を動かせます。

⑤ 【防寒防水手袋】冬場の水抜き作業の命綱「ショーワグローブ 防寒テムレス」

冬の停電時、お湯を使い終わった後に絶対に行わなければならないのが、給湯器の配管破裂を防ぐための「水抜き作業」

ですが、暖房が使えない極寒の中、氷点下に近い水に触れて行う作業は過酷そのもの。普通の軍手では水が染みて指先が凍えて動かなくなります。

そこでプロの登山家や雪国生活の定番である、完全防水&裏起毛手袋「防寒テムレス(No.282)」を1双備えておきましょう。

信じられないほど軽くて全く蒸れないため、アウトドアの冬キャンプや、普段の真冬の洗車・大掃除でも大重宝する神レベルの手袋です。


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【まとめ】災害時、ガスと水道が生きているなら「ポタ電×ガス給湯器」がベスト

「停電=温かいお風呂は諦めるしかない」

そんな常識は手元にポータブル電源が1台あれば過去のもの。

大地震や大型台風による停電時、

  • ガス・水道は出る
  • お風呂場(浴槽や排水管)が無事
  • 小型ポタ電がある

3つの条件がそろえば、いつも通りの温かいお風呂に入ることができます。

最後に、実際の被災生活で絶対に失敗しないための「3つのルール」をおさらいしておきましょう。

💡 ガス給湯器×ポタ電のお風呂運用「3つのルール」

① 「純正弦波」のポタ電で、シャワー(給湯)だけを使う!

精密な給湯器の脳みそを守るため、波形(純正弦波)は絶対条件です。過負荷でポタ電を落とさないよう「自動湯はり」「追い焚き」ボタンには触れず、蛇口から直接お湯を出すシンプルなマニュアル運用に徹しましょう。

② 冬場は使い終わったらすぐプラグを抜き「水抜き」をする!

外気温が氷点下近くなると、裏で「凍結予防ヒーター」が起動しポタ電のバッテリーを食い荒らします。シャワー後はプラグを抜き、本体の配管を破裂させないようセットで水抜きを行うのが鉄則です。

③ 安全な「配線グッズ」をケチらずセットで備える!

ポタ電を室内に置いたまま外の給湯器と繋ぐため、窓を閉め切れる「電源用フラットコード(+隙間テープ)」や、外の連結部を豪雨から守る「コンセント保護ボックス」など、現場で機能する周辺グッズを揃えて初めて100点の防災になります。

被災時のお風呂は、単に体を清潔にするだけのものではありません。

真っ暗で不安な夜、温かいお湯を浴びられるだけで、心と体の疲労は驚くほど回復。「明日も頑張ろう」と思える精神的余裕を取り戻すことができますよ。

いざと言うとき、ぶっつけ本番でパニックにならないために、ぜひ天気の良い平日のうちに、自宅の給湯器(プラグ位置)を確認し、テストしてみださい!

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